猫耳姫とメガネ王子
唯をよく知っている母親は嫌な顔1つせず、2つ返事でそれをOKしてくれた。


その瞬間、俺の顔はフニャリと力なく歪んだ。


正直、唯と会うのだって久し振りなワケだから、俺の心臓は異常なのかと疑うほどに高鳴っていた。


「じゃぁ、学校で唯にそう伝えておくよ」


すべては、順調に進んでいた――。

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