猫耳姫とメガネ王子
☆☆☆

その翌日――。


くしくしと涙をぬぐながら俺に助けを求めてきた唯。


「大変な事に、にゃっちゃったの……」


見事に言葉まで猫んなっている。


研究は大成功だったワケだ。


「は?」


俺は内心のドキドキを隠しながら、気のない返事をする。
< 84 / 473 >

この作品をシェア

pagetop