花びら舞う頃…
なのに…そんな私の自信とは裏腹に日に日に難しくなる勉強に少しずつ…歯車がおかしくなってきたんだ。



「舞子、なんだ?!この点数は53点って…ふざけてるんじゃないのか?」

「…違うよ、私なりに一生懸命考えて書いたの。でも分からなかった。」

「こんな点数で一生懸命なのか?…意欲が足りない証拠だ、もう少し頑張りなさい。」

「お父さん…舞子も一生懸命頑張ったのよ?少しくらい大目に見てあげてよ」

「お母さんが口出すことじゃない、これは教員としての意見だ」



この頃から私にとって
【お父さん】は【先生】
になってきたんだ。


大嫌いな口うるさい先生に。
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