ホームの奇跡。【短編】
「あんたねぇ!沙亜耶は、可愛いの!まったくあんたは何回コクられたと思ってるのよ。」
美和はあたしを説得するかのように言った。
「物好きもいるよねぇ。」
世の中物好き多いしね。
そう思ってると、美和は呆れた表情で言った。
「違うって!沙亜耶がモテるの!」
「えっ……ないない!(笑)」
あたしが…モテる!?わけないじゃん♪
「ちょっと、沙亜耶ボケるのもいい加減にしなさいよ。事実なんだから!」
事実…
美和の方が綺麗で美人で…
あたしなんか…全然なのにな。