必然?! 恋のメロディ

ってことは、私が回すってことだよね?


よし!
小林繭!!

頑張って回すんだ!!!!


私はジョニーが黒板に向かっている隙を狙って後ろを向いた。

「あの…私の前の吉田さんからお手紙です…」

パッと渡して前に向きなおった。

しかし、その隙をジョニーに見られていたらしく…

「小林!!お前はなにやってるんだ!転入したてのイケメン小僧にさっそく逆ナンか?!罰として今日図書室にある本、ちゃんと揃えてしまっとけ!ガッハッハッハッハ」



最悪


吉田さんの

ばかぁぁぁぁぁぁ!!


キーンコーンカ―ンコーン…



その日の授業は寂しく終わったのであった。
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