必然?! 恋のメロディ
ヤバいヤバい、遅刻しちゃうよぉ
後何分?!
2分か…よし!!
「くっそぉ!!繭!走れーっ」
そーやって自分に言い聞かせた
私は昔から自分に言い聞かせる事でいつもギリギリをキープしてる
そうやって生きてきたんだ
ガララララッ
おっ!
まだみんなおしゃべりしてるーっ
「ま、間に合ったぁぁ」
席に着くと、優衣がとんできた
「繭ー!今日も遅かったね!いや、前以上…」
「だってお母さんってば、起こしてくれなかったんだもん」
「うーん、多分それはいい訳だよぉ、お母さん起こしてくれたはず!!」
いつも優衣はカンが鋭い
「あは、バレた?」
「バレバレ」
優衣はクスッと笑った