この思いを君に

「そだ!また告られたらしいね。7週?連続とか聴いたよ。」

いつもの場所に座ると、
私はさっきの話を思い出した。

「どこで聴いたんだよ。」

高野は嫌そうな顔で言う。

「みっちゃんにさっき聴いた。まぁ誰でも知ってるんじゃない?」

「…まじ?…」

ため息をつく高野。

ばれるの嫌だった?



もしかして…

「高野好きな子いんの?」

「…−はぁ!?」

少し前から思ってたけど、
この人いろいろと顔に出すぎじゃなかろうか…


…顔、真っ赤。




< 4 / 68 >

この作品をシェア

pagetop