この思いを君に

「じゃあ月曜までに
直してくること」

『はぁーぃ…』



気に入ってたのに。残念。

『痛っ』
「うわっ」
ドサッドサドサー…


何?本?

角を曲がった時だ、
本が上から振ってきた。

「すいません、大丈夫?」

上から声が聞こえた。

背高…

私が154センチだから
この人180センチはあるかも。

『すいませんっ』

私はあわてて本を二冊拾って
男の子もしゃがんで
本を一冊拾った。

その時目が合った。

黒ぶち眼鏡の奥の目に
私が写る。


「ほんとごめんね」

眼鏡男子はじゃあって言って、
職員室に入って行った。

爽やか〜。



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