この思いを君に
再びその眼鏡男子と
出会ったのはその次の日。
私は早速髪をカットして貰った。
その帰りに寄ったCDショップ。
「いらっしゃいませ…
あ、昨日の…」
inレジ
見上げてすぐに気づいた。
『あ!…昨日はすいません
ぼーっとしてて』
名札が目に入った。
松沢…
「いや
俺が注意してなかったから…
頭とか足とかほんと大丈夫?」
『それはほんっとに大丈夫です』
松沢くんはほっとしたように
よかったと笑った。
人懐っこい笑顔だ。
「えっ
君もこのバンド好きなの?」
松沢くんが私の出した
CDを見た瞬間だった。
も?
『君も!?』
「うん、今度ライブも行く」
自慢気だ。
てかそれたぶん
あたしも行くやつじゃん!
『この近くのライブハウスで
あるやつですか!?』
「そう!」
これは…運命ですか。
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