この思いを君に
5.きらきら
7月。
私の日常が一変した。
「春樹いる〜?」
久しぶりに
春樹の居るクラスに行くと、
いつもと違うのだ。
あれ?
金髪頭の隣に春樹が
いない…?
「健吾!春樹は?」
「おーみつき!何、春樹?」
「春樹ならあそこだよ」
答えたのは坊主頭の野田だった。
え…
「あいつ最近ずっと桜木さんに
べったりなんだよなー」
窓際の席で
春樹は女の子と2人で
楽しそうに話している。
「絶対惚れてるよな」
そう言った野田の頭を
うちわで叩いた健吾は
私の気持ちを知ってたようだ。
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