この思いを君に

同じクラスだということに
気がついたのは数分後。

俺が入ろうとした教室に
君は入って行った。


「クラス一緒だ。」

「ほんとだ。
こんな字なんだね、霄って」

とドアに貼りだされていた
紙を指差した。



そこからはもう早かった。

俺は日に日に君を知り、
そして好きになった。

どんな側面を見ても
ただただ好きになった。


恋したんだ、俺。
君を見るだび思った。



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