甘い魔法②―先生とあたしの恋―


「せ、先生っ……?」

「ん?」

「あの、なに……?」

「なにって、スキンシップだろ?」


当たり前のようににこっと笑顔を向けられて、声が詰まる。

そんなあたしなんてお構いなしに、先生はあたしの制服に手を掛けた。


「あ、あの、先生っ……でも、これから夕ごはんだよ?

19時には中村さんがご飯持ってくるし……」

「今18時前だろ? 大丈夫。仕方ねぇから一時間で終わらせてやる」

「で、でもっ……んっ…、」


ブラウスのボタンを外しながら首筋に唇を押しつける先生に、思わず声が漏れる。

さっきまでの先生の意地悪行為で散々熱くされた身体は、すぐにでも先生の思惑通りになってしまいそうで……。

それは、自分でも戸惑うほど。


「せ、先生っ、待って……っ」


最後の理性を振り絞って先生を呼ぶと、先生は至近距離からあたしを優しく見つめた。


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