甘い魔法②―先生とあたしの恋―
to。a.skyXXX@XX
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先生が必要としてくれるのを
あたしは待ちます。
先生が言いたくない事を
無理矢理聞き出したって
何も解決しないから。
それを、騙されてるなんて
思わないし
誤魔化してるとも思いません。
先生が大切だから。
あたしの自己満足のために
先生の傷口を広げるような
事はしたくないです。
絶対に。
アナタだって、先生が
大切なんでしょう?
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送信したメール。
しばらく立ち止まって返事を待ってみたけど、ケータイが震える事はなかった。
「まずかったかな……」
独り言を漏らしながら星空の下を歩く。