チョコレートより甘い恋
あたしの口にした間抜けな告白によって、さっきまでの沈黙が戻ってきた。
恥ずかしさと、返事を聞く怖さで顔をあげられないあたしと
突然の告白に、おそらく驚いているであろう逹木くん。
広場の真ん中で、つっ立ったまま固まっているあたしたち。
沈黙が続くにつれ、嫌な予感ばかりが増していく。
フラれちゃう。
もう話してくれないかも。
そんなことばかりが頭を巡って。
悲しくて、苦しくて。
止まったはずの涙がまた溢れそうになった。