ブラウン管の中のあなたを見るたび、私はまた溜め息をつく
「知ってたら…2年も無視しないし……」
「やっぱ無視されてたんだぁ」
なんだろ…バカみたい。
2年も私の勘違いだったってこと?
「俺のあの発言で、好きだってバレて、無理だからシカトされてんだと思った」
んな訳ない。
私はくすっとわらった。
「笑うなよぉ…本気で考えたんだぞ…」
「それを言うなら、要人だって」
「あ、そっか」とおどける要人を見て二人で笑った。