ブラウン管の中のあなたを見るたび、私はまた溜め息をつく




二人で、笑いあうことって、こんなに簡単なことだったんだ。




一気に二年前に戻った気がして。




この二年間がすごくもったいないって思った。





「……で、俺ら付き合うってことでいいんすよね?」






「……多分」








「多分て」







「でも、いいの?私なんかで……」







「なんかってなんだよ。なんかって…」




< 28 / 38 >

この作品をシェア

pagetop