鳥籠
「うん、あのさぁ」
そう言って、昨夜のオトコの人相や体格や…まぁ、覚えてる限りだけど、それをシュンに説明してみる。
同じ業界の人間だったら、中学生で初めてバンドを組んだときから一緒にやってるシュンならわかるはず。
「…て感じ。知ってる? 誰だったっけ」
「……いや、知らない。そいつ、誰?」
黙り込み、顔を見合わせる。
「あれ? ただのロンゲ? どっかのチャラ男?」
「じゃないの?」
あたしが節操がないことくらい、あたしだって自覚してる。
だから、シュンが知らないオトコがいることもわかってる。
それにしたって、脳みそサボりすぎ。
今、何人オトコいたっけ。
全然わからない。
そう言って、昨夜のオトコの人相や体格や…まぁ、覚えてる限りだけど、それをシュンに説明してみる。
同じ業界の人間だったら、中学生で初めてバンドを組んだときから一緒にやってるシュンならわかるはず。
「…て感じ。知ってる? 誰だったっけ」
「……いや、知らない。そいつ、誰?」
黙り込み、顔を見合わせる。
「あれ? ただのロンゲ? どっかのチャラ男?」
「じゃないの?」
あたしが節操がないことくらい、あたしだって自覚してる。
だから、シュンが知らないオトコがいることもわかってる。
それにしたって、脳みそサボりすぎ。
今、何人オトコいたっけ。
全然わからない。