鳥籠
第三節
珍しく、早めにリハーサル室に着いてしまった。
眠れない。
うとうとして、目が覚めて。
その繰り返し。
夜が明けたら眠れるってわけでもなくて。
溜め込んでおいた本も雑誌も、夜中のうちに読んじゃったし、別にやることもない。
何となしに家にいることにも飽きて、ふらふら出て来てしまった。
でも、混み合った街中を歩くのは好きじゃない。
リハーサル室なら、ほどほどに人が出入りして、退屈はしないかな…。
そう思って、ここに来てみた。
もう何日も、違うオトコと会い続けていた。
ケータイに入ってる番号に適当に電話をかける。
待ち合わせる。
呼んでみる。
それで会ってみても、やっぱり誰だかわからない。
眠れない。
うとうとして、目が覚めて。
その繰り返し。
夜が明けたら眠れるってわけでもなくて。
溜め込んでおいた本も雑誌も、夜中のうちに読んじゃったし、別にやることもない。
何となしに家にいることにも飽きて、ふらふら出て来てしまった。
でも、混み合った街中を歩くのは好きじゃない。
リハーサル室なら、ほどほどに人が出入りして、退屈はしないかな…。
そう思って、ここに来てみた。
もう何日も、違うオトコと会い続けていた。
ケータイに入ってる番号に適当に電話をかける。
待ち合わせる。
呼んでみる。
それで会ってみても、やっぱり誰だかわからない。