鳥籠
アキヒロは戻ってくると、視線で「布団を明け渡せ」と促す。
「寝直す?」
「ああ」
仕方ない。近くのものを適当にどけながら移動する。
アキヒロは、あたしをほったらかしで布団にもぐりこむ。
それを横目で見ながら、ペットボトルに口を付ける。
「……テレビ」
言われるままにテレビのスイッチを切る。
手元にあった、区の広報を暇つぶしにめくってみた。
「寝直す?」
「ああ」
仕方ない。近くのものを適当にどけながら移動する。
アキヒロは、あたしをほったらかしで布団にもぐりこむ。
それを横目で見ながら、ペットボトルに口を付ける。
「……テレビ」
言われるままにテレビのスイッチを切る。
手元にあった、区の広報を暇つぶしにめくってみた。