他校の君。【完】



そりゃあ、真っ赤にもなるよ。

だって恥ずかしいし、嬉しいし、ドキドキするし、舞い上がり過ぎてる。

俯いて恥ずかしがっていると、


「…可愛いな」


一臣君がそう呟く。


ドキンッ


「………っ」


ちょっ、いきなりなんて嬉しい事を。

一臣君の言葉にカッとさらに顔が熱くなって、一臣君に前に言われた事を思い出す。


『どこまで赤くなるんだろうな』


…本当、どこまで赤くなるんだろう、あたし。


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