他校の君。【完】



そんな嬉しい事言ってもらっていいのかなぁ?


「で?いつ」

「…え、えーと。7月7日」

「七夕?」

「う、うん」


こくこくと頷くと、


「じゃあ、もうすぐだな」


一臣君は笑う。

その笑顔にぽけーっとしてしまうと、


「香澄は確かウサギ好きだったっけ?」


一臣君から次の質問。


「うん」


しかもその質問にさらに嬉しくなる。

だって覚えてくれてたから。



< 184 / 299 >

この作品をシェア

pagetop