他校の君。【完】
あたしの反応を一臣君が愉しんでいるとは分かっていても、別の反応をしてみるとかは出来ない。
変えようと思って変えられるものでもない。
ドキドキしすぎちゃうけど、変な動きとかしちゃうけど、
(でも)
一臣君はそんなあたしでも好きって言ってくれるし…
(って、)
好き?
一臣君があたしを?
「~っ」
告白してくれた時の事を思いだしたあたしは一人で勝手に照れてしまう。
「あ、また何かに照れてる」
「…っ!」
それを一臣君に気付かれてしまい、あたしはさらに照れてしまった。