他校の君。【完】
一体あれは何だったんだろう…。
考えても考えても分からない。
たまたま、なのかな…
あたしの事を好きになってくれたなんて、そんな図々しい事思えないし、
そこまで都合良く上手く行く筈が無い事も分かってる。
「お姉ちゃん」
「ん?」
首を傾げたお姉ちゃんに聞こうと思ったけど、どう聞いたらいいのか分からない。
「…なんでもない」
「うん?」
結局あたしはお姉ちゃんに聞くのを諦めて、お風呂にでも入ろうと、着替えを取りに部屋に向かった。