君は僕のお姫様 〜紫月妖怪退治〜
部屋に入ったとたん怖気が走り、慌てて飛びすさる。
しかし、マーナオの人外の膂力を持ってしても間に合わない速度で複数の白い紙が追う。
一歩で庭まで出たが、二歩目を蹴り出す前に紙のいくつかがマーナオに貼り付いた。
足から力が抜け、ろくに飛べずにそのままゴロゴロと後転する。
慌てて紙を引き剥がすと、白い紙は幣と呼ばれる意味のある形に切り出された符だった。
「さすが」
部屋の奥から声がして、マーナオが顔を上げた時には先ほどより多い幣がマーナオに貼り付く。
沢山の幣に魔力を吸い取られ、マーナオは四肢に力が入らないままその場に崩れ落ちた。
しかし、マーナオの人外の膂力を持ってしても間に合わない速度で複数の白い紙が追う。
一歩で庭まで出たが、二歩目を蹴り出す前に紙のいくつかがマーナオに貼り付いた。
足から力が抜け、ろくに飛べずにそのままゴロゴロと後転する。
慌てて紙を引き剥がすと、白い紙は幣と呼ばれる意味のある形に切り出された符だった。
「さすが」
部屋の奥から声がして、マーナオが顔を上げた時には先ほどより多い幣がマーナオに貼り付く。
沢山の幣に魔力を吸い取られ、マーナオは四肢に力が入らないままその場に崩れ落ちた。