君は僕のお姫様 〜紫月妖怪退治〜
少しして、
「ああ。もう!」
弊から声がした。
「帰って来て、マーナオ。戦う必要はない!」
ゆかりの声は苛立っている。
「次郎とは?」
マーナオが尋ねると、
「蛙の妖(あやかし)だ。全てを呑み込む化け蛙。
貴族街の池に現れて人を丸呑みにした」
ゆかりはそう答え、討伐は誰だだのなぜ討たずにだのとブツブツと小声で漏らしている。
「人の形から戻るのは一瞬だ。喰われる前に離れて…」
マーナオはゆかりの命をを聞きながらも、次郎爺に向けて歩き出した。
「何でマーナオ?戻って!」
弊から響くゆかりの声をあっさり無視して、マーナオは次郎に近づく。
「ああ。もう!」
弊から声がした。
「帰って来て、マーナオ。戦う必要はない!」
ゆかりの声は苛立っている。
「次郎とは?」
マーナオが尋ねると、
「蛙の妖(あやかし)だ。全てを呑み込む化け蛙。
貴族街の池に現れて人を丸呑みにした」
ゆかりはそう答え、討伐は誰だだのなぜ討たずにだのとブツブツと小声で漏らしている。
「人の形から戻るのは一瞬だ。喰われる前に離れて…」
マーナオはゆかりの命をを聞きながらも、次郎爺に向けて歩き出した。
「何でマーナオ?戻って!」
弊から響くゆかりの声をあっさり無視して、マーナオは次郎に近づく。