Heavenly white
あっという間に昼休み。
購買でいつものように
パンとジュースを買って
俺は信樹と一緒に屋上に上がった。
そこには飛鳥チャンと、桐生がいた。
「あ、飛鳥チャン!ごめんねw」
「ううん!全然大丈夫だよ?へへ」
あまり見たことはないけど
飛鳥チャンはすごくほんわかしてて
かわいらしい女の子。
信樹が好きになるのもわかる気がする。
「ちょっと!飛鳥!なんでこいつまでいんのよ」
「え?言ってなかったけ?ごめーん」
それは俺に対して言っているのだろうか。
やっぱりむかつく女だ。
「いいじゃん優季もそのほうがいいだろ?…な?」
「…アンタ後で覚えとけ」
「はい…すいません」
2人の会話はいまいちわからなかったが
隣で飛鳥チャンがクスクスと笑っていたので
なんとなく取り残された気がして
あまり良い気分ではなかった。
だけど俺は嬉しかったんだよ。
なあ優季もこの時…こんな気持だった?