Heavenly white
「でも好きなんだろ?」
高山はニヤニヤしながら話しだした。
コイツこんなキャラだったっけ?
「…高山に関係ねえよ」
「好きなんだ(笑)後藤の反応わかりやす過ぎておもしれえな」
俺、やっぱコイツ嫌い。
超むかつく!!こんな奴と桐生も別れて正解だな!
俺は思い切り睨むと、また高山はニヤニヤしだして…
「あーこっわwまあ練習がんばれよ~」
そう言って部室から出て行った。
「あれ?イチぶちょーと話してたの?」
「俺やっぱアイツ嫌い」
信樹は不思議そうに俺の顔を見ている。
「え?そーなん?仲良さげに見えたけど」
信樹にはそういう風に見えてたらしい。
どんな目をしているのだろうか。
絶対に目、おかしいぞ?
「高山もさ、なんやかんやお前の事好きなんじゃね?」
「…キモい、さぶい」
うん。全力で。