一枚の壁
第一章

回想






正直、何の取り柄もないような…






絵に描いたような中産階級に生まれた私。




クリスティーナ・アーベル





パパは電気技師。
ママは普通のママ。


そして、弟が一人。









ドイツはナチスに動かされ、戦争こそが正しい道と進む中…









私とある人は…











必死に生きていた。



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