一枚の壁





『だってこのままなら、クリスティーナは俺を兄さんとしてしか見てくれない。



俺はクリスティーナを妹みたいに思ってたけど、二年間離れていて…

違うって気付いたんだ。



クリスティーナ…


俺を見て』






















思っても見なかった言葉に、私は驚きを隠せなかった。















「それって本当?」











『本当。



俺の本心だよ』


















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