一枚の壁






「お前はナチの妾だったのか」






「はい。
疑惑は晴れたようなので失礼してもよろしいかしら?」





「すきにしろ。」















中立国から出ただけでこんなに大変なんて…



外国より自分の国が信用できないなんて、悲しい。









「姉ちゃん、大丈夫?」





「大丈夫よ。
心配しないで」







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