一枚の壁








『クリスティーナ。
ありがとう』









「なにいってるの!
ハンスお兄ちゃん」





『お兄ちゃんじゃないさ。』



「ごめんなさい。
まだ馴れなくて」













『徐々にで、良いよ。


俺もまだまだクリスティーナを子供扱いしてしまうから』









「そんな事ないわ。

ハンスありがとう」







『いえいえ…(笑)』















大笑いした後のハンスは、私のよく知ってるハンスお兄ちゃんの顔だった。









「大好き!」











『俺も!』







.


< 25 / 202 >

この作品をシェア

pagetop