一枚の壁





「ママのピクルス美味しい!」











『クリスティーナ…ジャガイモでフルコースが出来るようにならないと、お嫁に行けないわよ。
パパ、私の育て方が悪かったのかしら?

自由にさせすぎたかしら?』






『お前は完璧だったさ…

料理が出来ないのは、クリスティーナの性分だろうな』







『イヤだわ。
頑張ってお嫁に行けるようにしごかないと!』





「えっー!!
イヤよ」










『俺はどんな不味い料理でも食べるから大丈夫』





『旦那様が大丈夫でも…
ママが許せないわ。


もし孫が生まれたら可哀想だもの、そんなママじゃ』









「分かりました!
頑張ればいいんでしょ」





『今日から修行よ♪』







『我慢できない。。
おかしすぎる!(笑)』








「ハンスは笑い上戸ね。
すぐ私をネタにして笑うんだから」








『ごめん、ごめん。

あまりに可愛いくて』






『色ぼけは見えない所でしてちょうだいね』






『「はい……」』




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