一枚の壁






夜の道を歩きながら星を見た。








「ハンス、死んだらどこにいくのかな?」















『普通は天国って言うんだろうけどな。


俺は天国はないと思う。





死んだら土にもどるだけさ…

なにもかわらない、無になるんだと思う。

でも俺は死んでもクリスティーナの側に居たい。
お前が死ぬまで側で見守るさ』




「ハンス…」

私は切なくなった。







「私は星になると思うの…」





『なんで?』







「それはね…







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