一枚の壁
私はハンスの家に行き、ハンスの着替えを待ち…
二人で、古城に向かった。
「ハンス、少し冷えるね…」
『クリスティーナ、
上着…』
ハンスが私に上着を掛けてくれた。
「ありがとう!
ハンスは大丈夫?」
『大丈夫さ。
学校ではもっと寒い日も上着を着てはならなかったし。』
「私、あなたのそんな所が好き。
幼い頃、私が遊んでいるときにしんどいって言ったらいつも--おんぶ--してくれたよね…」
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