一枚の壁








今日は色んな事があった。





「ただいま―」




『クリスティーナ、旦那様が来てるわよ(笑)』

ママが言った。




「ハンスが!」






『よっ!クリスティーナ』



「ハンス♪」





私達はママの目の前なのに抱き合った。







『お熱いことね』

ママは苦笑いしていた。



『すみません。
クリスティーナが可愛くてつい…』





『いいわよ…
遠征でしょう。

クリスティーナがハンス君に依存しないと良いんだけど…

この子、寂しがり屋だし…

大丈夫かしら?』








「大丈夫よ。
ハンスは大丈夫だし…

私も大丈夫」





『クリスティーナは俺より強いですから…』




『そうなの?
びっくりだわ。』








三人でお茶を飲みながら、少し色んな事を話していた。













私は

「ママ、ハンスを私の部屋にあげてもいい?」






『いいわよ』






「ハンス、二階へ行こ!」



『…あぁ』




少しハンスは戸惑っていた。





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