一枚の壁
一応は認めてくれたみたい。
『郊外に親戚の所有する別荘があるんです。
そこの湖が素敵なので発つ前にクリスティーナとみたいんです。。
ダメですか?』
「私もハンスと過ごしたいから…
パパ。
お願い」
《わかった、
行ってこい。
クリスティーナも18歳、ハンスも20歳だ…
一線を越えても仕方ない。
だが、責任はとれよ。
自分たちの行動に》
『わかってます』
「ありがとう、パパ」
『明日の昼には発つ予定です。
いいですか?』
《あぁ。
気をつけて》
私たちはパパの許可がとれて浮かれていた。
私はハンスと旅行に行ける事が嬉しくてたまらなかった。