一枚の壁
ハンスと惚気ながら話していたらすぐに着いたような気がした。
そこは…
ベルリン郊外の
別荘…
夕焼けに湖が染まってとても綺麗だった。
しばらく無口だったハンスが話し出した
『苦労をかけるかもしれないけれど、精一杯働いて君の事…
誰よりも幸せにするから俺と結婚して下さい』
ハンスは私に膝を着いて正式な形のプロポーズをした。
「ハンス〜!!
私で良いの?」
『泣かないで・・・
クリスティーナ、愛してる』
「うん、ありがとう。
頑張って良い妻になります」
『やった♪
クリスティーナがYESと…』
「YESって言うに決まってるでしょ」
『不安だったんだよ』