一枚の壁
旅立ち
ハンスの腕は逞しくて流石、ドイツの軍人だ。
こんな素敵な人の腕枕で寝られるなんて…
私は幸せ。。
朝が来た。。
私は気持ちよく寝ていたみたいだった。
『クリスティーナ。
クリスティーナ、腰は大丈夫か?』
「おはよう、ハンス」
『初めてだっただろ?
昨日。。
大丈夫か?』
「えぇ、大丈夫。
まだ痛いけど…」
ハンスは私を抱きしめた。
『無理するな。
クリスティーナの笑顔以上の物なんて俺にはないから…
笑ってくれよ』
「ありがとう。
私はあなたを愛しているわ…」
私は最高の微笑みを浮かべた。
ハンスもつられて笑ってくれた。