valentine×kiss×2
何か和やかな雰囲気になってるけど、私の告白の返事は?
「あの。言いづらいんだけど。返事聞かせて貰っていいかな?」
香川くんはすっかりいつもの彼で。
「その前に。北田さんも誤解してるから、その訂正させて。
まず。いち。
今日ここに来た時、不機嫌だったのは、熊田の事を報告されるのかと思ったからで、決して迷惑だなんて思ってない。
に。
この後、予定なんてない。
さん。
オレに彼女はいない。
よん。
好きな子はいるけど。
ご。
目の前にね。
以上。おわり。
分かった?」
私は何も言えなくて。
ただただ。涙を流してた。
最初は、悲しい涙だったけど、
今は嬉しい涙だよ。
「で。返事をします。オレと付き合って下さい」
香川くんは私の涙を払いながら、そう言ってくれたんだ。
「うん。うれしい~」
涙ってなかなか止まらないんだね。