valentine×kiss×2


「私のチョコだよ。
本当に限定いっこ。
歩専用だよ」

私何やってるんだろ。
恥ずかし過ぎる。
きっと顔は真っ赤だろう。

「やられた」

歩はめっちゃ悔しそう。

でも…

照れ隠しに笑う私の前に。

いきなり影が出来て、
唇に一瞬の感触が。

"ちゅ"

「お礼がしたくなっちゃった」

ズルい。

私の目の前にはイタズラに笑う彼がいた。

「さぁ。帰ろっか。
後でまた電話するから」

私たちの物語は今始まったばかり。

『valentine×私のkiss×彼のkiss』


end

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