Ⅹ(クロス)
Ⅲ. 気の伝えるもの
「全く嵐のようですね・・・」
ライトは笑いながらアコーディオンカーテンを閉める。
「さぁ、それじゃあ、診察をしましょうか?」
「診察?」
リディアは少し不安そうな面持ちでライトを見上げる。
「あぁ、診察といっても大そうな事をする訳じゃありません。
脈を測るだけですよ。」
「脈を?」
「ええ。
薬師は、脈だけで患者の疾患を見る事が出来るのです。
脈の中にある気の流れを見るんですけどね。
それで、患者に適した薬を調合するのです。」
ライトは、リディアのベッドの横に黒檀のようなもので出来た低い台を置いた。
「では、リディアさん、左手を手のひらを上にしてここへ置いてください。」
ライトは笑いながらアコーディオンカーテンを閉める。
「さぁ、それじゃあ、診察をしましょうか?」
「診察?」
リディアは少し不安そうな面持ちでライトを見上げる。
「あぁ、診察といっても大そうな事をする訳じゃありません。
脈を測るだけですよ。」
「脈を?」
「ええ。
薬師は、脈だけで患者の疾患を見る事が出来るのです。
脈の中にある気の流れを見るんですけどね。
それで、患者に適した薬を調合するのです。」
ライトは、リディアのベッドの横に黒檀のようなもので出来た低い台を置いた。
「では、リディアさん、左手を手のひらを上にしてここへ置いてください。」