Ⅹ(クロス)
「どういう事です?!」
「全てを手に入れたくなったのですよ・・・。
あのジプサムの持つ強い力に触れていると、それが可能な事のように思えてきたのです。」
フェルナンドは、ギラギラと目を輝かせてリゲルの街を見下ろす。
「何を言っているのです?
あなたは、ラドニアを自在に動かしていたではありませんか?!」
「義姉上、影は所詮、影でしかないのですよ。
影は実像を手に入れる事は出来ない。
このラドニアも、あのカルディナ海峡の向こうのロトスも、そして・・・」
フェルナンドは、アーリアの美しい蒼い瞳を見つめる。
「そして、あなたも・・・。」
「フェルナンド、何を言っているのか分かっているのですか?!」
アーリアは声を震わせる。
「全てを手に入れたくなったのですよ・・・。
あのジプサムの持つ強い力に触れていると、それが可能な事のように思えてきたのです。」
フェルナンドは、ギラギラと目を輝かせてリゲルの街を見下ろす。
「何を言っているのです?
あなたは、ラドニアを自在に動かしていたではありませんか?!」
「義姉上、影は所詮、影でしかないのですよ。
影は実像を手に入れる事は出来ない。
このラドニアも、あのカルディナ海峡の向こうのロトスも、そして・・・」
フェルナンドは、アーリアの美しい蒼い瞳を見つめる。
「そして、あなたも・・・。」
「フェルナンド、何を言っているのか分かっているのですか?!」
アーリアは声を震わせる。