Ⅹ(クロス)
「そうだ。 

今の俺たちの力では、到底ラドニアの軍に対抗出来る筈もない。 

自己防衛と言っても象に蚊が刺すくらいに無力なのは明らかだ。

だが、あいつが仮に本当のクロスだとしたら、話は別だ。

クロスの力が有れば、ジプサムを、このロトスを救える。」


「なあ、ライト、

リディアは・・・、クロスなのか?」

ユウリはライトを真っ直ぐに見る。


ライトは、コーヒーを一口飲んで、ゆっくりと話し始めた。










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