Ⅹ(クロス)
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「あのよー!
夜のうちにあの光りのとこに行きたいって・・・、俺、悪いけど今日まだ一睡もしてねェんだぜ!!」
ユウリとリディアは、足元にふわふわと浮かぶ蒼白い光りの粒を頼りにカルマの森の中を進む。
「だってユウリ、どこへでも行ってやるって言ってたじゃない?」
「あぁ! お、お前聞いてやがったのかよ!!」
「ん?何を?」
「こ・・・こいつ・・・」
(!?)
ユウリは、リディアの肩に黄色い羽根が着いているのに気付き、そっと摘まんで手に取った。
「何? ユウリ、それ」
(カナリアの羽根・・・
ふっ。清らかなる大気の象徴・・・か・・・。)