Ⅹ(クロス)

フェルナンドは、兵器のエネルギー充填速度のダイヤルを最高値にセットした。


――ゴォォォォ


ジプサムの格納庫が今までに無い轟音を発する。


それと同時に、フェルナンドのいる操作室にも黒い霧が押し寄せて来た。


「うわ―――っ!!」

フェルナンドはその霧に取り巻かれて、耳を押さえる。


「何だ!この音は・・・

い、息が苦しい・・・!!」

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