Ⅹ(クロス)
「ジプサムは、生気を失ってしまった。
ラドニアの大地は死んでしまったの。
それは、もう戻らない。
病に侵された人々も、
このままではもとへ戻らないの。」
「だから・・・
お前が犠牲になるのかよ!!
お前が犠牲になってラドニアを生き返らせるのかよ!!」
「そう。
私はその為に生を受けたから・・・。」
「そんな・・・
そんな事、俺が許さねェ。」
ユウリは駆け寄り、後ろからリディアを抱き締める。
「もう、見ていられねェよ。」
「ユウリ・・・」
リディアはユウリの腕を掴み、その小さな肩を震わせる。
涙がぽたぽたと黒い床に落ちる。
ラドニアの大地は死んでしまったの。
それは、もう戻らない。
病に侵された人々も、
このままではもとへ戻らないの。」
「だから・・・
お前が犠牲になるのかよ!!
お前が犠牲になってラドニアを生き返らせるのかよ!!」
「そう。
私はその為に生を受けたから・・・。」
「そんな・・・
そんな事、俺が許さねェ。」
ユウリは駆け寄り、後ろからリディアを抱き締める。
「もう、見ていられねェよ。」
「ユウリ・・・」
リディアはユウリの腕を掴み、その小さな肩を震わせる。
涙がぽたぽたと黒い床に落ちる。