Ⅹ(クロス)
エピローグ
「じゃあな。リディア。」
「ええ・・・。」
王宮の東の塔の上。
カラスの飛行機が小気味良いエンジン音を響かせている。
「こうやって、面と向かって別れを告げるってのは、確かあの時以来だよな。」
「そうね・・・。
前は、St.マーガレット養護施設で・・・。」
「全く・・・色々あったぜ。」
「ええ・・・。」
「なぁ、また、あれ言う?
えーと、ほら、なんだっけ。
ごきげん・・・」
「ユウリ!!」
リディアは堪え切れずに叫ぶと、ユウリに抱きついてその唇を寄せた。
「ええ・・・。」
王宮の東の塔の上。
カラスの飛行機が小気味良いエンジン音を響かせている。
「こうやって、面と向かって別れを告げるってのは、確かあの時以来だよな。」
「そうね・・・。
前は、St.マーガレット養護施設で・・・。」
「全く・・・色々あったぜ。」
「ええ・・・。」
「なぁ、また、あれ言う?
えーと、ほら、なんだっけ。
ごきげん・・・」
「ユウリ!!」
リディアは堪え切れずに叫ぶと、ユウリに抱きついてその唇を寄せた。