Ⅹ(クロス)
リディアは空を見上げていた。
銀色の鳥は輝く光の尾をたなびかせ、南の空へとその姿を消す…
「リディア…」
母、アーリアがその肩にそっと手を置く。
「お母様…」
リディアは振り向いてアーリアに微笑む。
「これから…ですね。」
「ええ。 お母様。
ラドニアは、今始まったばかり…」
「ラドニアの民は、もう二度と道を誤ることは無いでしょう。
私たちは、民を信じ、民とともに明日を紡いでいくのです。」
リディアは大きく頷いて、再びその視線を前へと向ける。
銀色の鳥は輝く光の尾をたなびかせ、南の空へとその姿を消す…
「リディア…」
母、アーリアがその肩にそっと手を置く。
「お母様…」
リディアは振り向いてアーリアに微笑む。
「これから…ですね。」
「ええ。 お母様。
ラドニアは、今始まったばかり…」
「ラドニアの民は、もう二度と道を誤ることは無いでしょう。
私たちは、民を信じ、民とともに明日を紡いでいくのです。」
リディアは大きく頷いて、再びその視線を前へと向ける。