Ⅹ(クロス)
「お母様…」
「リディア、良かった。気が付いたのね。」
「お母様… 私…」
「無茶な事をして…」
王妃アーリアは、リディアの涙で濡れた頬にそっと手をやる。
「ごめんなさい。
お母様… 。」
リディアはその手に触れる。
(温かい・・・。)
「お母様、私、夢を見ていたの。
誰かが、私を見ていた…
綺麗な女の人…
黒い服を着ていたわ…
碧色の瞳・・・
白い肌・・・
とても、悲しそうだった。」
「リディア、良かった。気が付いたのね。」
「お母様… 私…」
「無茶な事をして…」
王妃アーリアは、リディアの涙で濡れた頬にそっと手をやる。
「ごめんなさい。
お母様… 。」
リディアはその手に触れる。
(温かい・・・。)
「お母様、私、夢を見ていたの。
誰かが、私を見ていた…
綺麗な女の人…
黒い服を着ていたわ…
碧色の瞳・・・
白い肌・・・
とても、悲しそうだった。」