Ⅹ(クロス)
「国王アルフレッド3世亡き後、あのフェルナンド公がこのラドニアの全権を握ることになるでしょう。
今、彼の意に反することをすれば、命さえ危うくなる。」
「でも…」
リディアは唇をかんで母アーリアを見る。
「お願い。私はあなたまで失いたくないのよ。リディア」
「お母様、お母様はおっしゃったわ。このラドニアを救えるのはナユタかもしれない…と。
でも、叔父様はそのナユタを敵にしようとしている。
そんな事をしたら、ラドニアはどうなるの?
私は・・・ 私は・・・」
「リディア、いいですか。
あなたはフェルナンド公には決して近づかないことです。
あなたがナユタである事は、フェルナンド公には知られてはいけません。
心配しないで。
ラドニアのこれからの事は、国王の葬儀の後、私がフェルナンド公と話しをします。
いずれにせよ、今は国王を静かに送ってさしあげる事を考えましょう。」
今、彼の意に反することをすれば、命さえ危うくなる。」
「でも…」
リディアは唇をかんで母アーリアを見る。
「お願い。私はあなたまで失いたくないのよ。リディア」
「お母様、お母様はおっしゃったわ。このラドニアを救えるのはナユタかもしれない…と。
でも、叔父様はそのナユタを敵にしようとしている。
そんな事をしたら、ラドニアはどうなるの?
私は・・・ 私は・・・」
「リディア、いいですか。
あなたはフェルナンド公には決して近づかないことです。
あなたがナユタである事は、フェルナンド公には知られてはいけません。
心配しないで。
ラドニアのこれからの事は、国王の葬儀の後、私がフェルナンド公と話しをします。
いずれにせよ、今は国王を静かに送ってさしあげる事を考えましょう。」